私たちの仕事の本質の一つに、いつか子どもたちが色んな環境で色んな人たちと楽しく過ごしていけるお手伝いをほんの少しかもだけど、本気で願って日々支援をしていくことだと思っています

そしてむすひでもそんな、【卒業生】といえる子どもたちがだんだんと出てきてくれており、そんな卒業生と不意に出会う事もあります

街中でふとした瞬間に「〇〇先生！」と声をかけられたり、こちらが業務中に見かけたりと、シチュエーションは様々

声をかけられた時は少し話し込んでみたり、一方的に見かけた際は、その楽しそうな顔を確認してからその場をそっと離れていくことなど、どちらにしても嬉しい瞬間です

「あんな今な、えっと、、うーん、、、、あぁ、どうしよ…」

ある日、声をかけられた卒業生の子どもからの言葉です

うん、それだけで十分です

表情や、しぐさ、性格、そしてあなたの優しさを含めて私たちは知っています

そして言葉で上手く伝えられない事も

「いいよ、時間かかってもええから聞くよ、どした？」

「・・・いや！今はええわ！　でも、また、、、」

「うん、　いつでもええよ　なんかあったら必ず聞くから待ってるわ」

「ありがとございます！、てか、先生、、変わらんなぁ（笑）」

どういった事かは本当のところは分かりませんが、言いたかったことは何となく察しがつきます

「ほな俺からお母さんに今の気持ちを話をしたろか？（笑）」

「いや、止めてや！　てか、え？何でわかるん？？？」

分かるに決まってます、だって何年もあなたを見てきたんやもん

「ずっとそばにいてるよ」

言いそうになり直前でとめます

そして伝えれなかった言葉は、ちょっとすっきりした顔で遠ざかっていく卒業生と共にゆっくり泡のように消えていきます

でも、これからも変わらず私はむすひで待ってます

私だけでなく、あなたの事を知るみんなが待ってます

だから、大丈夫

あなたはあなたらしくいてください

それが私たちの願いです

そして、いつでもいつまでも、あなたのそばにいたいと願っています